Windowsプログラミングの極意 – The OLD NEW THING –

【 評価    】★★★★★ Amazonレビュー

【 難易度 】★★★☆☆

【 ISBN    】978-4-7561-5000-4

MSDNブログを眺めていた人は知ってるんじゃないんでしょうか。常にトップのコメント数がついていたあのブログが本になって帰ってきました。対象となる読者はWindowsプログラミング(WIN32API)に精通した人です。まず初めに日本語のタイトルで勘違いしちゃならないのは、この本は技術書ではなく、娯楽本だということです売るためとはいえ、勘違いさせるような主題をつけちゃうのはよくないと思いますね。

実は私、ブログをチェックし続けるほど、この人のファンであるが故、発売日に買っております。

この本の価値は自分のモノの考え方がいかに浅はかであるかを分からせてくれる点にあります。例えば、本の1/4は、マイクロソフトは何故こう実装しなかったか?の答えで埋まっており、非常に参考になるわけです。Windowsの動作をいちいちケチつける人に是非読んでいただきたいですね。

本で取り上げられてる小話は300ほどあるのでしょうが、本のイメージを伝えるために、その中から2つとりあげます。

・ 描画をデフォルトでダブルバッファリングしない理由
・ プロセスの強制終了を拒否できない理由

細かい説明は本に任せるとして、1番目がリモートデスクトップの存在、2番目がプロセスを強制終了させるプログラムとそれを防御するプログラム、どちらを勝たせるべきか、という問題です。

実際は、このような堅い話は少なく、

・ タスクバーを垂直にすると「スタート」の文字が表示されないのは何故か?
・ Windows電卓の進化

とか、いう雑談が半分です(実際、そういうブログを本にしたわけだから)。

うまく伝わったか分かりませんが、Windowsに関する本では近年まれにみる良書だと思います。ただ、この本でプログラムなんてちっとも学べない。

しかし、こういう本を繰り返し読み、自分の脳の小ささを知っている人だけが、技術者として大成できる。私はそう思います。

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