インサイドCOM+ 基本編

【 評価    】★★★★☆ Amazonレビュー

【 難易度 】★★★★☆

【 ISBN    】4-89100-149-6

企業向けMicrosoft特化プログラミング技術の中核をなしてきたCOM技術の最終版です。現在、COMの技術は.NET Frameworkとして受け継がれました。購読対象者はC++を扱える企業プログラマのみです。

企業プログラマは、COMで作られた過去の資産や、IEやAcrobatのプラグインを作成したり、ActiveXについて深く理解するする必要があります。逆にそれ以外の人で、この本を買っても良いのは、他に読む本が無くなったときです。他にWindowsについて学ぶような事があるような知識で本書を手にとっても難解な用語に惑わされるだけです。

私が過去によんだ5冊程度のCOM関係の本で一番基礎的なのが本書になります。逆に基礎は身についてると思ったら「Effective COM」をざっと読むと良いでしょう。

本書の内容ですが、3章まではIUnknownの丁寧な解説や、COMの考え方などが書かれており、しっかり理解しておくべき所です。実はこの時点でCOMの関数を作って呼び出す事が出来るようになってしまいます。

しかし、本当に本書が必要になるのは以下のような「COM用語」を理解する時です。

  • アパートメント(スレッドモデル)
  • モニカ
  • コネクションポイント
  • オートメーション

どれもこれも難解で、一度触れてみないと理解できないでしょう。特にアパートメントの考え方は.NET Frameworkにおいても大きく残されており、しっかり理解しておきたい所です。とはいえ、私はこの本を手に取ってから全ての概要を理解するのに2年かかりました。本書が脇にあったら辛さが半分になります(経験済)。

時代が.NET Frameworkであろうが、所詮は元「COM 2.0」です。COMの技術や考え方は根強く残っており、現にCOMサーバとして、「.NET Framework ランタイム」が動いてるわけですから。

最後にもう一度、念を押します。タイトルと異なりかなり難解な本であることに注意してください。

Leave a Reply

最初のコメントを頂けますか?

更新通知を受け取る »
avatar
wpDiscuz